一般社団法人 日本助産学会

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理事長挨拶

更新日時:2020年7月9日

日本助産学会 理事長 片岡 弥恵子

 

こんにちは!会員の皆様におかれましては、日頃より、助産実践、教育、研究の推進にご尽力いただき、心より感謝申し上げます。高田前理事長の後を継ぎ、2020年度より理事長に就任いたしました。これまで、先輩方のご努力によって着実に積み上げてきた本学会ですが、就任に際しまして、今後強化していきたい活動について述べさせていただきます。

 第一に、学会の活動においてWebを最大限活用し、活性化と効率化を同時に達成する手段として積極的に導入してまいります。COVID-19拡大防止策として、第34回学術集会は、有森学会長のご英断により、インターネット学会に切り替えポストコングレスを含み、これまでにない沢山の参加がありました。第35回学術集会も、オンライン学会で開催されることになっております。学会の活動におけるWebの活用に向けた知識や技術は、COVID-19拡大というこれまでに経験したことがない事態の中で得た貴重なものの一つだと考えます。理事会や委員会のWeb開催など時間と費用の削減につながります。集合式とWebの両方のよさを生かした創造的な活動を推進していきたいと存じます。

 第二に、専門的な知識と技能を有し自律して助産ケアを提供できるアドバンス助産師の認証及び更新の促進また研修をさらに進めて参ります。認証制度を支える関連団体の一つとして、本学会は当初より関わっています。アドバンス助産師は、12,739人(2020年3月)、全国で活躍していることは周知のとおりです。2015年に認証を始め、2020年は初めての更新の年になります。アドバンス助産師が、専門職として自分の実践能力をブラッシュアップし、活躍の場を広げるために本会も力を尽くしていきます。

 第三として、アドバンス助産師はもちろんのこと、すべての助産師にエビデンスに基づく助産実践が重要と考えます。本会のガイドライン委員会が作成したエビデンスに基づく助産ガイドラインは、最新のエビデンスが精緻に記述されており、たいへん完成度が高いものになっております。会員や学生がエビデンスについて学ぶための書籍としても有用でありますが、本来のガイドラインの目的は、ガイドラインの推奨を実践で展開することです。エビデンスに基づく助産実践へと変革するための研究方法論としてImplementation Research(実装研究)の促進、そしてガイドラインの推奨の普及を評価するための継続的な調査を進めてまいります。さらに、妊婦や家族に向けてガイドライン内容を解説する文書を作成し、女性たちと共にその実現に向けての活動を進めていきたいと存じます。

 第四に、政策に結びつく助産学研究の推進も重視しております。本会が中心になって実現した「乳腺炎重症化予防ケア・指導料」について、データを積み上げ、算定料の再評価につなげていかなければなりません。先ほども述べたガイドラインの普及の評価、乳腺炎重症化予防ケア・指導の調査などの大規模調査を学会として組織的に進めて、政策につなげる研究を推進していきます。また、これらの政策活動の実現は、関連団体との協働関係が欠かせません。関係団体との良好な協働関係の構築にも力を尽くしていきます。

 最後に、新しい学会活動には、若手の会員の力が必須です。本会に設置されている若手研究者活躍推進委員会の活動を通して若手研究者の支援を強化していきます。様々な変化や困難で、先が見えない状況ではありますが、会員の皆さまと力を合わせて、学会の発展に貢献できるよう努力してまいります。どうぞ、よろしくお願いいたします。

日本助産学会 理事長 片岡 弥恵子

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